「変わりたいのに変われない」は

7話シリーズ・体感記憶リセット入門

“身体の安全記憶”の仕業です

「このままじゃ嫌だ」
「本当は変わりたい」

そう思っているのに、
なぜか同じところをぐるぐるしてしまう。

行動を決めても続かない。
一歩踏み出したと思ったら、元に戻ってしまう。

そんな自分を見て、
「覚悟が足りないのかな」
「本気じゃないのかも」
と感じたことはありませんか?

でも実は、
変われない理由は“気持ち”ではないことが多いのです。


体には「安全を覚える仕組み」がある

私たちの体と脳は、
これまでの経験から
「ここまでは大丈夫」
「これ以上は危険」
という 安全の基準 を作ります。

これを、
“身体の安全記憶” と呼びます。

過去に
・強い緊張を感じた
・我慢し続けた
・否定された
・怖い思いをした

そんな体験があると、
体は無意識にこう学びます。

「変わると危ない」
「今のままが一番安全」


コンフォートゾーンは「安心の範囲」

この安全記憶によって作られるのが、
いわゆる コンフォートゾーン です。

コンフォートゾーンは、
居心地がいい場所というより、

“体がこれ以上緊張しなくてすむ範囲”
と言った方が近いかもしれません。

だから、
そこから出ようとすると、
体は強くブレーキをかけます。

・不安になる
・急にやる気が落ちる
・体が重く感じる
・理由のないモヤモヤが出る

これは、
体が「危険だよ」と
知らせているサインなのです。


だから、意志で変えようとすると苦しくなる

ここで多くの人がやってしまうのが、
「もっと頑張ろう」
「気合を入れよう」
と、意志で突破しようとすること。

でも、
体が安全だと感じていない状態で
無理に変わろうとすると、

緊張が強まり、
さらに安全記憶が強化されてしまいます。

その結果、
「やっぱり私は変われない」
という思い込みだけが残ってしまうのです。


変わるために必要なのは「安心」

変化が起こるために、
まず必要なのは努力ではありません。

体と神経が
「ここは安全だ」と感じること。

安心を感じると、
体の緊張が少しずつゆるみ、
脳は警戒を手放します。

すると、
これまで止めていたブレーキが弱まり、
自然と行動できる余地が生まれてくるのです。


次回はいよいよ、整え方のお話です

次回は、
こうした 身体の安全記憶
どうやってアプローチしていくのか。

脳・内臓・神経を整えることで、
安心の土台をつくる
体感記憶リセット についてお話しします。

頑張らなくても
無理に変えなくても
自然に進めるようになる

その入り口をご紹介します。


👉 次の記事はこちら(最終回)
「値引きせずに選ばれる未来へ
脳と内臓から整える体感記憶リセットとは」


ひとこと

変われないのは、
あなたが弱いからではありません。

体が、
これまであなたを守るために
覚えてきただけ。

安心が整えば、
変化は自然についてきます。

タイトルとURLをコピーしました