感じる → 考える → 行動で人は動いている。  だから“感覚”から変えると生きやすくなる

7話シリーズ・体感記憶リセット入門

「頭ではわかっているのに動けないのは性格じゃない。
止めているのは“体の記憶”かもしれません」
という前回の記事の続きです。

では、
人は本来どんな順番で動いているのでしょうか。

今回は、
「感じる → 考える → 行動」
という、体と脳の自然な流れについて

やろうと思っているのに、動けない」
「考えても考えても行動につながらない」

こうした悩みを抱える方の多くは、
“考える順番”を逆に理解してしまっていることが多いんです。

実は、人が動く順番は この3ステップだけ

① 感じる
② 考える
③ 行動する

この流れがスムーズに働いている時、
私たちは自然に決断でき、動けるようになります。

しかし――
体や心が疲れ切っている時、この順番が崩れてしまいます。


■ 「感じる」が曇ってしまうと、動けなくなる

本来は“感じる”が最初のスイッチなのに、

・胸がざわつく
・落ち着かない
・イライラが強い
・何か怖い感じがする

このように、感覚がノイズだらけになると、
脳は「危険かもしれない」と判断してしまい、
“次のステップ(考える)”に進めなくなります。

だから私は、
「感じる部分=脳と内臓の緊張」を最初にゆるめます。

すると、

「あれ? なんかできそう」
「やろうかな」
「動いてみたい」

こんな感覚が、自然と湧き上がってくるんです。


■ 考えを変える前に、“感覚”から整える理由

多くの方が、
「思考を変えよう」
「前向きになろう」
「ポジティブでいよう」
と頑張ります。

人は、
「考えてから動く」生き物だと思われがちですが、
実際には
先に“感じる”ことからすべてが始まっています。

だから、

行動を変えたいとき、考え方だけを変えようとしても

思考より前にある“感じる”部分が硬くなっていると。
うまくいかないことが多いのです。

私は、
脳と内臓に溜め込まれた「体の記憶」をゆるめて、
感覚をリセットするお手伝いをしています。

すると、無理にポジティブになろうとしなくても、
自然と考え方が柔らかくなり、動けるようになるんです。


■ 次回は…

「行動をなかったことにしてしまう脳の仕組み」です。

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