神経を緩めると、別人のようになる ― クライアントさんの変化

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11回目のセッションを終えて

先日、11回目のセッションを終えたクライアントさんから、こんな言葉をいただきました。

「半年前の自分と今の自分を比べたら、別人のようです」

半年で全12回のセッションを、ご一緒してきた方です。長年、神経の持病を抱えながら、社会的に責任ある立場でお仕事を続けてこられました。メディアにも出ておられるような方で、私が想像する以上に、人前で立ち続けるご苦労があったはずです。

その方から、「別人のようです」という言葉が、ご自身の口から出てきた。

これは、私にとっても、忘れがたい一言になりました。


セッション中の眠気は、神経が緩んでいるサイン

このクライアントさんは、初めの頃のセッションでは、眠気と戦いながら、うつらうつらと施術を受けてくださっていました。

私が施術を始めると、目を開けていることが難しくなる。「起きていますか」とお声をかけると、「起きてます。気持ち良すぎて、ものすごく気持ちいい状態です」と、声は返ってくる。でも、目は開かない。動きたくない。反応する気力がない。

眠っているのと起きているのと、その狭間の、いちばん気持ちいい状態。そこに、ずっと滞在しておられました。

これを「症状が重いせい」と受け取る方が多いと思うのですが、実はその逆です。

セッション中に強い眠気が出るのは、神経が緩んでいるサインです。

人の体は、安心の感覚が深くなり、副交感神経 ―― ポリヴェーガル理論でいう腹側迷走神経 ―― が働きはじめると、自然に眠くなるようにできています。長く緊張・凍りつき(交感神経や背側迷走神経の強い働き)の中にいた方ほど、安全な状態に切り替わったときの落差が大きく、深いまどろみとして現れます。

つまり、セッション中の「目を開けていられない」「動きたくない」は、メソッドが効いている証拠であり、神経が「もう緩んでいいんだ」と判断しはじめている、ポジティブな反応なのです。

回を重ねると、緩んだまま起きていられるようになる

最初は、緩むと、うとうとしてしまう。

それが、回を重ねるうちに、緩んだ状態のまま、目を開けて、話をして、笑うことができるようになっていきます。

11回目のセッションでは、このクライアントさんは、最後まで起きていらっしゃいました。私との会話にも応じてくださり、最後には、笑顔の写真を撮らせていただくこともできました。

「緩んでいる」が、特別な状態ではなく、その方の通常運転になってきた、ということだと、私は受けとめています。

仕事のほうにも、変化が出てきている

ご本人からは、お仕事のほうでも、思いがけないことが続いている、というお話を伺いました。

ご自身がご提案された金額を上回るかたちで動きが返ってきたり、想像していた以上に、いい方向に物事が運んだり。

「もう1年は続けるつもりです」と、ご自身からセッション継続のご意向もお話しくださいました。

私のほうから何かを勧めたわけではなく、ご本人が、ご自身の感覚を信じて、そう決めてくださった。これは、神経が落ち着いてきている方に、共通して見られることだと感じています。

持病の症状も、ここしばらく遠ざかっている

ご本人からは、お仕事のことだけでなく、もうひとつ大切なお話を伺いました。

長く抱えてこられた神経の持病の症状が、ここしばらく、ぐっと遠ざかっている、と。

これは、私のメソッドが何かを「治した」という話では、ありません。きちんと医療的なケアを続けてこられたうえで、神経が深いところで落ち着いてきた、その結果として、ご本人の体に起きてきている変化です。

これは、私にとっても、大きな事実です。

長年、波のように現れてきた症状から、少し離れて過ごせる時間がある。それが、その方の毎日にどれほどの違いを生むか。お話を伺いながら、私のほうも、胸が熱くなりました。


神経を緩めると、別人のようになる

セッションを始めた頃の、目を開けていることもままならなかった姿を、私はよく覚えています。

そこから、11回。

「別人のようです」と、ご自身の言葉でお話しくださった。

神経を緩めると、本当に別人のようになる。

これは、私が日々のセッションで、確かに感じていることです。


このクライアントさんには、変化の経過を発信させていただくことについて、ご了解をいただいています。本記事では、ご本人のご負担を考え、お名前とご職業の詳細は控えさせていただきました。

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